生き物図鑑 アベサンショウウオ 京都府レッドリストカテゴリー「絶滅寸前種」 両生綱有尾目サンショウウオ科サンショウウオ属に分類される有尾類。日本産の小型サンショウウオ類のなかで、もっとも分布域がせまく、京都府丹後地域や、兵庫県、福井県、石川県の、きわめて狭い地域にしか生息していない。 1984年4月に京都府の天然記念物として登録。 低地では道路建設、宅地や農地の開発、ゴミの不法投棄、山地ではスキー場や道路の建設が生息環境を悪化、劣化させてきた疑いがある。また、希少種としての不法な採集が脅威になり得る可能性もある。 レッドデータブックとは 絶滅のおそれのある野生生物の現状を取りまとめた資料集で、野生生物の保護に取り組むための大切な資料となるものです。 京都府では、絶滅のおそれのある野生生物だけでなく、保護を要する地形・地質や自然現象、学術上重要な自然生態系なども対象にして「京都府レッドデータブック」を発刊しています。 また、府内の生物多様性をとりまく状況が大きく変化したことから、現在、京都府レッドデータブックの見直し作業がなされており、調査が終了したものについては、順次公開が予定されています。(2022年2月現在) 京都府レッドデータブック2015 京都府レッドリストカテゴリー 区分基本的概念 絶滅種京都府内ではすでに絶滅したと考えられる種 絶滅寸前種京都府内において絶滅の危機に瀕している種 絶滅危惧種京都府内において絶滅の危機が増大している種 準絶滅危惧種京都府内において存続基盤が脆弱な種 要注目種京都府内の生息・生育状況について、今後の動向を注目すべき種および情報が不足している種