生き物図鑑 コウノトリ 京都府レッドリストカテゴリー「絶滅寸前種」 鳥綱コウノトリ目コウノトリ科コウノトリ属。全長112センチ。翼開長200センチ。太くて長い嘴を持った水辺の鳥である。分布域は東アジアに限られる。 世界的にも生息数が少なく、絶滅の危機にある。 1930年代には兵庫県豊岡盆地で約60羽が生息していたが、個体数が急減し1971年に野外繁殖個体群はなくなった。 兵庫県豊岡市における個体群復元事業により、隣接する京丹後市でも、極めて少数ではあるが繁殖個体群が見られるようになった。 営巣過程においてさまざまな危険があり。越冬期の採食環境の確保も重要である。 京丹後市では、市をあげての見守り活動が行われている。 京丹後市コウノトリ情報 レッドデータブックとは 絶滅のおそれのある野生生物の現状を取りまとめた資料集で、野生生物の保護に取り組むための大切な資料となるものです。 京都府では、絶滅のおそれのある野生生物だけでなく、保護を要する地形・地質や自然現象、学術上重要な自然生態系なども対象にして「京都府レッドデータブック」を発刊しています。 また、府内の生物多様性をとりまく状況が大きく変化したことから、現在、京都府レッドデータブックの見直し作業がなされており、調査が終了したものについては、順次公開が予定されています。(2022年2月現在) http://www.pref.kyoto.jp/kankyo/rdb/ 京都府レッドリストカテゴリー 区分基本的概念 絶滅種京都府内ではすでに絶滅したと考えられる種 絶滅寸前種京都府内において絶滅の危機に瀕している種 絶滅危惧種京都府内において絶滅の危機が増大している種 準絶滅危惧種京都府内において存続基盤が脆弱な種 要注目種京都府内の生息・生育状況について、今後の動向を注目すべき種および情報が不足している種